ココロに愛を。
全日本に愛を。
もう「鳥取」を素で「取鳥」とか書かせないっ!
そのためにオレは今日も鳥取を巡ってリポートするのだっ!










  厄 人   







ここは鳥取。自然豊かで静かな県


だって新幹線が通らないんだもん。


そして汽車しかないトコロ鳥取。



あぁステキ。







先日事故を致しまして、

いやいや、

大して大きい事故ではなかったんだけど、



とりあえず、警察のオッサンどもが
「行け」というので、
久しぶりに病院というものに行って来た。




いやね、オレ結構体が丈夫でね、
そんなに病院のお世話になったりしないのよ。






事故の次の日、


ここは案外でっかい病院だけど

朝早ければ診察の順番も早く来るだろうと思い、

何故か早朝9時から指定された病院へ直行。




けど予想外。



ポッシプル発生だわ。




オレショーック。




9
時なのに病院は既に人でいっぱいだった。


受付から待合ロビー、
果てはどっかに続く廊下まで・・・・・・・。








こ、こわっ!



なにこの人の数!



っつか、みんなそんな病気なの?!




って思っちゃうくらいの人。





いやいや、

タダ単に人が多いだけだったら
オレもそんなにビックリしないよ。



あのね、何がビックリって・・・・








老人の数。





っつか、ここ老人密度高すぎ!





右見ればじじい

左見ればババァ




ああっ!もうっ





このむせ返るような老人臭。




嗅げば一瞬で白髪になりかねないような仁丹のカホリ。



原料が得体の知れない湿布の芳しいニホヒ。







確かに鳥取は高齢者(65歳以上)の割合が
全体と比べて23.1%と全国5位。



因みに一位から島根県が25.7%と最も高く、
次いで高知県が23.9%,
秋田県が23.5%、
山形県が23.3%、
鳥取県が23.1%と続くのよ。






けどね、逆に言えば



4人に1人が老人

つまり


残りの3人は若いってことでしょ?





なのになんでここに後の若者3人分が来てないんダヨッ!



しかもここは整形外科。


別段老人が多く来るような科ではない。






早朝から見事に老け込みそうだ。




ヤバイ。





これは一刻も早く診察終えて帰るべきと判断したオレは
急いで受付で順番を取り、
整形外科の待合ロビーに向かう為廊下を早足で・・・・・・・






は、はや足で・・・・。







あの・・・前を歩くおじいちゃん軍団たち。

もうちょっと早く歩いて頂くか、
もうちょっと端っこに避けて頂けないでしょうか。




オレ自身が避けたいが、
そんな廊下の幅いっぱいに一列に並ばれると
全くもって避けにくいんですけど。





約80mの距離を
じっくり2分ほど掛けて歩ききったオレは

既に疲労困憊気味で
ようやくロビーの椅子に腰掛けた。





今日の整形外科の先生は2人。
さっきチラッと見たけど、
整形外科@の先生はカッコよかった。



なんつったって若い。

背も高かったしなぁ。




Aの方はまだ見てないけど、
Aもカッコよかったらいいなぁ。



ま、この時点では
どっちになるか判んないので
ドキドキしながらいい子に待つことにした。





それにしても本当に人が多い。


この日は平日。




さっき受け付けで聞いたところによると、
利用客の数は普段から大体こんなものらしい。


が、しかし。



多いからといって、
順番に支障が出るだけであって、

直接的には害はない。





オレが気にしなきゃいいんだ。



ウン。




病院だから携帯は使えないから
待ってる間はヒマだけど、


呼ばれるまで寝てればいいのさっ、


こういう時は寝るに限るな。



っよし。そいでは・・・・



おやすみなさ〜い。




ZZzZzzzzz・・・・

(案外スグ寝れるんです。オレ)













ガスッ








「ぐはぁぁぁっっ」








寝てる時の衝撃って
マヂでこの世の終わり?
ってくらいびびる。

ドキッ!

っとして飛びはねちゃったよ!





オレに当たったのは、
どっかのおばぁちゃんの
巨大なリュックサック。



背中が向き合ってる椅子だったから、
オレの後ろに座ろうとしてた
おばぁちゃんのリュックが先に
オレにぶつかったらしい。




っつか、ばーちゃん。



リュック降ろしてから座れよ。






ドキドキしてたけど、
何となく寝起きモードでフニャフニャしてたので
文句も言わず、
まだ順番も来ていないらしいので、

再び安眠へ・・・・と・・・・





zZZZZZzzZZzzZz・・・・・・・・・









「おねーちゃん」


「もしもし」



「おねぇちゃんっ!」








「・・・・ん?」







「おねぇちゃん。ちょっと起きてな」








「!!!!!!」








マヂびびったね。
だってさっきのリュックサックのばーちゃんが、

突然オレの横に座ってて、
しかも起こすんだもん。




多分、その時のオレって
恐怖のあまり硬直してたと思う・・・。





とりあえず心の中で


「ゥオチツケィー ウォチツケィー」


って言いながら



「・・・・・あの。何か?」

と言うのが精一杯。





するとばーちゃん






「おねーちゃん。お菓子食べる?」








・・・・・は?



お、おばーちゃん?




今なんですと?



っていうか、わざわざ寝ているオレを起こしてまで
お菓子を食べさせたいのか。







っつか、あなた誰よ。





(ごそごそ)

「おかきもあるから」







いやいや、そうじゃなくって。






(バリバリ)

「はい。」







私が戸惑っている間にばーちゃんは、
おかきの袋をリュックから取り出して
裸のおかきを一つ
私の手に握らせました。








オレにコレを食えと。




有無を言わさずむさぼり食えと言う事ですね。




「い、いただきます」

(ボリボリ・・・・)






「おいしい?」





「は、はい」




「湿気とらんかえ?」





「はい。」





「そう?封が開いてたから心配だったけど、
大丈夫だったか。
そかそか

(ぼりぼり)

あら。ほんにだな。
結構大丈夫だなぁ。」








・・・・おばーちゃん。



オレ。毒味じゃないよね?





っつか、おばーちゃん誰?






「おばーちゃんな。今日腰が痛くってな。
どうにもいかんで病院来たに。」





「そうなんですか。」






「あ、お茶飲むかえ?」







「い、いえ・・・。」








ばーちゃん。


腰が痛かったら
そんなリュック背負っちゃダメだと思う・・・・。






っつか、おばーちゃん誰よ?






おばーちゃん、
オレの動揺に気付くワケもなく、


最近の情勢
(鳥取県内限定)
とか、


孫の話。


さすがに嫁の話は出て来なかったけど
家庭内の不平不満をベラベラと熱弁中。





ばーちゃんには
オレがみのもんたにでも見えるんだろうか・・・・。



オレはオレで
コノ状況から逃げる事もできず、


「あなたは誰?」

「なんでオレに話し掛けるの?」



とかも聞けず、


かといって真剣に聞く話でもないので、

「はぁ。」

とか

「ええ」


とか適当な相槌打って誤魔化してたよ。




今思うとこ
の辺で適当に切り上げて、
ちゃんと順番静かに待ってればよかったよ・・・。




っさて、


大体ばーちゃんが話始めてから
20程度経過。



ロビーに着いてからだと40分は経ってるハズ。




順番はまだ来ない。


そろそろイライラしてきたところ。




いい加減付き合うのもうざくなってきたので、

ちょっと軽く咳払いでもして
ばーちゃんの良心(?)に
訴える作戦に出てみた。





「コホン」







「最近どうも足腰の調子が・・・・・。」
(この話既に3回目)





ちょっと押しが弱いかな?
まだまだ
ばーちゃんには効かないようである




(負けないわっ)






「ゴボゴボ ゲフン」




やたらに不自然な咳払い。



(っよし。今回は効果あっただろう・・。)







「あれま。風邪かいな?」








・・・・・・・・・・・・。








隊長、作戦は失敗に終わりました。






更に。



「そういう時はコレコレ」

(ごそごそ)




「これ舐めんさい。」



パカッ






で、デターーーー!!!






梨あめっ!








しかも自家製

タッパ入り。

(MYスプーン付き)







みなさん。ご存知だろうか?


梨あめとは

梨の果汁を
ドロドロの黒い物体になるまで煮詰めた物体。




これが風邪・喉の痛みに効くらしい。



鳥取は自称梨が名産。


梨がのっかった梨ラーメンとか


「梨博物館」なんて、

梨の何を学ぶんだコラ
みたいなものまである程である。




そういうこともありーので、

オレの地元では民間療法として

「風邪には梨あめ」

という考えが今でも根強く残っている。




っつかね、おばーちゃん。

こんなトコロで梨あめもらっても困るッつの。



っつか、風邪じゃないから。



っていうか、





おばーちゃん誰よ・・・・・。






もうだめ。



もう耐えられない。



もうヤバイ。





ここは一旦どこかへ逃げるべき。



オレの本能。

いや、

第六感がそう言ってるね。




「ちょっとお手洗いに。」






トイレ行って戻ってくると

おばぁちゃんはもういなかった。



実際ホッとしたね。




結局おばーちゃんが誰だっかとか、
肝心な事は一切聞けなくて、
いまいちシコリの残る感じだけど、



まぁ。とりあえず危機は脱したらしい。






ってかね、ちょっと忘れてたけど、
オレ診察受けに来てたんだ。





既に病院きてから1時間以上は経ってる・・・・・。





でも後は自分の順番待つだけ。

ゆっくり待つわ。



もう何がきても怖くない。





ウン




がんばれオレ。






けどね・・・・いくらオレが頑張って待っても

一向に順番が回ってこない。




もう待ちきれなくって

整形外科の看護婦さんに聞いてみた






「えーっと・・・あ。もう1回呼ばれてますね。」






・・・・・・なんですと?







「1回呼んでいない場合、
また後ろの順番になっちゃうんです。」








どうやらオレがトイレに行っている間に
1回順番が回ってきていたらしい。






それからまた軽く30分は待たされて、




9時に受付したにも係らず、
診察室に入ったのが午前11時前と・・・・。







あぁ。やっと診察して貰える。




こんな健康体な上に、
初見だけの為に病院に来たオレが

約2時間も待たされて・・・・・。




いやいや。怒るまい。



オチツケオレ。






オレの入る診察室は
整形外科@のカッチョイイ先生の方。




今回はコレで勘弁してやるか。




とか考えながら
通された診察室の椅子に座った。







先生:
「それで、今日はどうされました?」





クルッ








その先生はとびきりの老人でしたとさ。







患者も老人なら、
先生も老人とは・・・。







高齢化の波は
こんなところまで・・・・。












あの。帰ってイイデスカ?







(若い先生はドコに行ったのよっ!)






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