性  癖   








〜今回の珍大血は案外マニア感のある話ですので、ご注意ください〜

(何を?)









突然だが、みなさん「狂言」をご存知だろうか。




「狂言」とは、現代でいうコントのようなもの。



室町時代から続くお笑いSHOW。


現在にも通じる笑いの原点である。






最近はダブルブッキング報道の和泉元彌や
「陰陽師」、安部清明役の野村萬斎等の活躍(?)により、

以前よりは狂言という言葉は
一般社会に浸透しているのではないかと思う。





けどコントショーといっても、

室町時代から続くれっきとした伝統芸能。



「歌舞伎」「能」と並ぶ奥ゆかしい世界である。






当然舞台もかっちょいい。










をを。かっちょいい









もちろん演じる大御所だって
肩書きがてんこもりである。







そんな大御所の方々の中に、
兄弟で狂言を演じる大御所兄弟がいる。










茂山千作

(しげやませんさく)





茂山兄新作狂言の上演、埋もれた旧作の復活、
学校巡演にも力を注ぐお方。


昭和41年芸術祭大賞、
芸術選奨文部大臣賞など数々の賞を受賞。


昭和60年、紫綬褒章。


平成元年
人間国宝登録


日本芸術院会員。










茂山 千之丞

(しげやませんのじょう)





写真は古いが、こっちが弟である。





平成8年芸術選奨文部大臣賞をはじめとして
数多くの賞を受賞。


財団法人京都市芸術文化協会副埋事長、
京都能楽会理事長等を歴任、


現在、
狂言協議会幹事

京都能楽会相談役、
国立奈良教育大学講師。





とにかく凄い。



かたや
「人間国宝」




かたや
「狂言協議会幹事」







互いに狂言界の
ドン




KING OF 狂言
である。




あえてもう一度言おう。





彼らは
「キングオヴ狂言」






タレントで言う美空ひばりクラスの御大である。








っさて・・・ここまでが前フリ。


今までになく真面目に説明してきたのにはちゃんとワケがある。


ここまでで


「???」


ってなっちゃった方は、




もう1回上からしっかり読むべし。


















時に、みなさんは



「スーパー狂言」




というものをご存知だろうか。





簡単に言えば
「スーパー」「狂言」である。








えぇ。ベタですが、何か?





実は歌舞伎も最近、
現代人用にアレンジされて

「スーパー歌舞伎」

として人気を博している。




それに伴って、

狂言もセリフを現代語訳したり、
最近の世相をテーマにしたりと


現代人が理解できる狂言を!


ということで、新たな狂言



「スーパー狂言」



が出来たのである。





演じるのは人間国宝と狂言界幹事のペア。



そう。先ほど紹介した御大方である。





ポスター等担当は
かの有名な鬼才

横尾忠則




オリジナル脚本は

梅原 猛とかいう哲学者。


この脚本家、
大人気の「スーパー歌舞伎」の脚本も手掛ける
この筋では超有名なヤツ。






いやが上にも期待大ですよ。




(あ、実はオレ、狂言好きなんです。)









そんな中、待望の「スーパー狂言」第一作は・・・・・


















「ムツゴロウ」
















ってをぃ。
なんだそのタイトル!






しかしコレは決して某動物王国の人ではない。



またコレはコレで
案外深刻な問題を若干シリアスに描いてて、

面白かったけど切なくなる〜みたいな感じなの。







とある社長が
干潟の上に出来たゴルフ場で
出会ったムツゴロウの生き残りに呪われて
姿をムツゴロウに変えられるって話。








人間国宝&狂言界幹事だって
ムツゴロウ役大熱演ですよっ!






しかしスーパー狂言と言っても、
まだまだ以前の狂言と変わりない感じ。





これじゃダメダ。



もっとオリジナル色を出さなければ!





ってことで、更にスーパー狂言第二作






その名も


















「クローン人間 ナマシマ」













ナマシマとは長嶋監督のコトらしい。







オリジナルて・・・・






ピンポイントパクリかい。梅原!



ばっちりパクリやん。




内容紹介の説明がまた笑う。






クローン人間ナマシマ (65分)



巨人・松井選手の大リーグ入りを一年前に予告!?

さらに、2003年1月にイタリアで予定されている
人類初のクローン人間誕生さえも予告!


東京、大阪、京都で大反響を呼んだスーパー狂言第二弾

鬼才・梅原猛が送る国立能楽堂 委嘱作品












なんとまぁ。大きく出たなコラ。



しかし確かに梅原は
ある意味鬼才なんだろうと思う。







いや、奇才?


いやいや。き○○い?







そんなこんなで、まぁ、
実際のトコロ内容はどうなんだ?
ってことで、



少し昔の話になるけど、
「スーパー狂言」の第二作目。



見て来ましたよ。



えぇ。凄かったですよ。









オレは梅原ってアホだなと思いました。










「クローン人間・ナマシマ」は、

タイトル通りクローンがテーマ。



人気球団「ジャイガント」の

マツキ、

キヨウミ、

タカヤマの


主要3選手が相次ぎ大リーグに引き抜かれ、



チームは窮地に立たされる。







オーナー














クローン研究者










に、





ぜひ
「天才ナマシマ」のクローンを作るよう頼み込む。



めでたく
7人のナマシマが完成。



投手と捕手以外は皆ナマシマ。





オープン戦は連戦連勝。



「優勝間違いなしだ」


とチームは活気づく。


ところが事態は一転。



ナマシマ同士のけんかが始まる。



「私がサードを守る!」



「私が4番だ!」。




けんかはエスカレートしてけが人が出る始末。


そんな時、大リーグに渡った3選手が
チームの状態を知り、再び日本でのプレーを決意する




というストーリー。









もうね、ぐっちゃぐちゃ。




最初から最後まで



「あ、ありえねぇ!」



って言っちゃってたよ。オレ。







なんでも?聞くところによると、

脚本書いた梅原猛は
熱烈なG党らしい。






なにかい。




コレは自己満足かい。と







そして当然このおっさん。



長嶋茂雄の大ファン。




主人公に抜擢するハズである。



そう考えると長嶋監督をクローンにでもして
七人も出すなんて至極当然な感じである。






けど、問題発生。





七人+オーナー+研究者+その他諸々も出るもんだから、


どれがナマシマなのか、
観客は見分けがつかなくなってしまう。






「そうだ。長島監督に似せたお面付けよう!」






こんな下らない話書くGの大ファンが
心を込めて作ったナマシナのお面は・・・・。










コレ。


















!!!!!!!!!!







・・・・・・ァゥチ!




ヒゲ濃っっっ!










「そうだ。長島監督に似せたお面付けよう!」







あ。





なーるほど。









長嶋監督=ヒゲ濃の法則。








ウンウン


そうだよね。








っててめーらバカか?













もう最後の方は何だか
原案に使われた長嶋監督が哀れで直視出来なかったね。








オレがブッシュだったら

ためらいもなく今すぐにでも
梅原にピンポイントで
水爆落とすところだよ。















もう。ホントに梅原はつくづくバカだと思いました。








(いや、しっかり笑わせていただきましたが。)












・・・・・ってことがあって早半年が過ぎ・・・・・・・・。















先日ふと見た新聞でこんな記事発見。



















「スーパー狂言 第三弾いよいよ公演」















ぇぇえ!








マヂ?









次はどんな話だろう・・・ドキドキ








なになに?演目はぁ・・・・・っと・・・・・・










「王様と恐竜」??



























(ちょっと新聞切り抜きだから見にくいかも・・・・ゴメンね。)














あ、あちゃー・・・。





遂にやっちゃったか。梅原。










っつか、
人間国宝


(左のチョビヒゲ)





・・・・・そんな役、断れよ。


すげーやる気なさそうじゃんっ。






このチョビひげ、

「何でも一番が好きな独裁者、トットラー」役らしい。



トットラーねぇ・・・。



チョビひげも何だか哀愁が漂ってんじゃねーか。







この切ない顔・・・・・・。

人間国宝・・・・あの「ナマシマ」の頃の勢いはドコに・・・・(涙)










そして問題は右端の怪獣。




これを見て、誰が


「狂言界の幹事」


と判るだろう・・・。








もう顔すら出てない。



っつか、着ぐるみじゃん。




そんなん着せられて




おまえはホンジャマカかっつーの。






因みにこの怪獣、

「王様が戦争を起こすのを必死で止める恐竜トットラーザウルス」


なんだとよ。








「王様と恐竜」紹介より・・・











「スーパー狂言の笑いの世界を大爆発させる問題作です!」









あぁ。確かに大問題作だよ・・・・。








人間国宝をここまであしらうとは・・・・。














絶対見に行こうっと・・・・。


(行くのかよっ)







コンテンツへ


























SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送